ケンブリッジでは、グラウンド・ルールは、ノーミング・セッションで決めることが多いです。なぜなら決意表明や期待値の交換で表出した「プロジェクトを成功させたい」「このプロジェクトを通じて自分はこうなりたい」といった強い想いを維持できるように、グラウンド・ルールでその人の心理的安全性を確保したいからです。
例(決意表明・期待値→グラウンド・ルール)
「部門の立場を離れて、全社の視点で考えるプロジェクトにしたい」→「社長になったつもりで考える」
「全員が本音でぶつかるプロジェクトにしたい」→「年次は忘れて、フラットに発言する」
「本当に納得できるプロジェクトにしたい」→「モヤモヤしたらすかさず言う」
とはいえ、いきなり「心理的安全性を確保するために、グラウンド・ルールを決めましょう」と切り出すのは難しいものです。ケンブリッジでは、以下のような「そりゃそうだよね」というようなルールもグラウンド・ルールに含めることにしています。ぜひ、ルール作りの際にご参考ください。